iPhone 6、iPhone 6 Plus の LTE を各キャリアの対応状況から考えてみる

Iphone6 6plus

iPhone の場合、SIM にどこのロックがかかっているのか、またはかかっていないのか以外は、端末はすべて共通。値段も各社ほぼ横並び。ましてやナンバーポータビリティする気がなければ、従わざるをえず。その上キャリアの施策は、既存ユーザにはあまり優しくないし。大きく違いが出るとしたら、iPhone の通信能力を発揮できるかどうかだと思いますので。そのあたりをまとめてみることにしました。

参考
スマートフォンの通信能力を測るための「LTE の基礎知識」 | R

こんなメモも書いているので、良かったら参考にして下さい。

iPhone 6 / 6 Plus が対応する LTE の周波数

Apple が iPhone 6 / 6 Plus の製品ページに「最大 20 の LTE 周波数帯」と記載するほど、1台で多くの周波数に対応していますが、自分が使うキャリアの周波数と一致していなければ、意味がないので、iPhone 6 / 6 Plus の対応周波数と各キャリアの周波数を整理します。

Apple – iPhone 6 – View countries with supported LTE networks.

こちらによりますと、日本で発売される iPhone 6 / 6 Plus のモデル番号は、iPhone 6 が、A1586。iPhone 6 Plusが A1524。対応周波数はどちらも同じです。

  • Band 1 (2,100MHz)
  • Band 2 (1,900MHz)
  • Band 3 (1,800MHz)
  • Band 4 (AWS)
  • Band 5 (850MHz)
  • Band 7 (2,600MHz)
  • Band 8 (900MHz)
  • Band 13 (700c MHz)
  • Band 17 (700b MHz)
  • Band 18 (800MHz)
  • Band 19 (800MHz)
  • Band 20 (800 DD)
  • Band 25 (1,900MHz)
  • Band 26 (800MHz)
  • Band 28 (700 APT MHz)
  • Band 29 (700 de MHz)
  • Band 38 (TD 2600)
  • Band 39 (TD 1900)
  • Band 40 (TD 2300)
  • Band 41 (TD 2500)

凄いな。しかし、日本のキャリアには関係ないバンドも入っているので、これをキャリアの対応関係で整理します。

グループ会社はまとめて表記します。
au と UQ コミュニケーションズは KDDI として。
ソフトバンクモバイル、ワイモバイル、Wireless City Planning は、SoftBank とします。

FDD TDD
docomo Band 1 (2,100MHz)
Band 3 (1,800MHz、東名阪のみ)
Band 19 (800MHz)
Band 28 (700 APT MHz、未提供)
– – – – –
KDDI Band 1 (2,100MHz)
Band 18 (800MHz)/Band 26 (800MHz)
Band 28 (700 APT MHz、未提供)
Band 41 (TD 2500MHz、UQ WiMAX 2+)
SoftBank Band 1 (2,100MHz)
Band 3 (1,800MHz、ワイモバイル)
Band 8 (900MHz)
Band 28 (700 APT MHz、ワイモバイル 未提供)
Band 41 (TD 2500MHz、WCP AXGP)

上記以外に、ドコモは Band 21、KDDI は Band 11 でもサービスを行っていますが、iPhone 6 / 6 Plus は対応していません。

これを踏まえて、iPhone 6 / 6 Plus の LTE への各キャリアの対応状況をみて行きたいと思います。

iPhone 6 / 6 Plus の LTE

Iphone6 6plus lte

まずiPhone 6 / 6 Plus で新たに対応された LTE の機能の整理です。

  • ダウンロード速度 最大 150Mbps
    つまり UE Category 4 の端末だと思われます。
  • キャリアアグリゲーション
  • TD-LTE
  • VoLTE

各キャリアの対応状況

NTTドコモ

ドコモは Band 3 (1,800MHz) が、下り速度最大 150Mbps に対応していますが、このバンドは東名阪のみの電波となっています。

ドコモのエリアは、以下で確認することができます。速度別の色分けもされています。

サービスエリア | エリア | NTTドコモ

KDDI(au + UQ)

KDDI は Band 1 (2,100MHz) が、下り速度最大 150Mbps に対応しています。
また、現時点でキャリアアグリゲーションを提供している唯一のキャリアで。Band 1 (2,100MHz) の 10MHz幅とBand 18 (800MHz) の 10MHz幅のキャリアアグリゲーションでも下り速度最大 150Mbps に対応しています。

KDDI のエリアは以下で確認できます。

エリア | スマートフォン・携帯電話 | au

だけど、150Mbps 対応エリアは上記の地図に入っていないみたいで、以下から確認できますが、住所並べているだけでわかりづらい。。。

150Mbps対応エリア | エリア:スマートフォン | au

そこで、田中 ‘プロ’ 社長のインタビュー記事を見つけました。

[KDDI田中社長インタビュー、「iPhone 6はネットワークが競争軸に」] MVNO、新料金への考えも – ケータイ Watch

こちらの記事によりますと、田中社長いわく。

LTEのCategory4(LTEの性能分類の1つ)は規格上、FDD-LTEが最大150Mbps、TDD-LTEが最大110Mbpsになります。FDD-LTEでは20MHz幅のシングルバンド、もしくは10MHz+10MHz幅のキャリアアグリゲーションで、150Mbpsを実現します。auのLTEはこの両方が利用できます。キャリアアグリゲーションで最大150Mbpsが利用できる基地局数は、9月現在で約1万局あるのですが、12月までには約2万局まで増やす計画です。TDD-LTEは20MHz幅のシングルバンドで最大110Mbpsを実現しますが、これはWiMAX 2+で対応します。

ということです。多いんだか少ないんだかよくわからないけど。まぁ、キュービッチで増やしてはいると言うことはわかりました。

また、KDDI は Band 41 (TD 2500MHz) で UQ の WiMAX 2+ に接続することができます。上記にもありますが、こちらは下り最大速度 110Mbps となります。ただし、こちらのエリアはまだそれほど期待できないのではないかと思われます。

ただ、同じく上記のインタビューによると

auのプラチナバンド(800MHz)LTEは、総務省の新しい基準の人口カバー率で、すでに99%に達しています。2.1GHz帯の人口カバー率も今年8月末現在で、91%まで来ました。

と、言うことなので WiMAX 2+ は、おまけ程度でもいいかなと。実際 KDDI を使っていて LTE につながらないことは、今もめったにないし。

SoftBank(ソフトバンク + ワイモバイル + WCP)

SoftBank は現状では、下り速度最大 150Mbps に対応したエリアはありません。

また プラチナバンドと呼んでいる 900MHz は、最近やっとサービスが始まったばかりです。よって、キャリアアグリゲーションも、すぐには期待できないのではないかと思われます。

ただし、Band 41 (TD 2500MHz) の WCP の AXGP(SoftBank 4G)に接続できます。また、こちらはサービスが始まってからだいぶ経つので、UQ の WiMAX 2+ より期待できるのではないかと思いましたが。

エリアマップ | サービスエリア | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク

そうでもないかな。

しかも AXGP がキャリアアグリゲーションを始めるようですが、TD-LTE のキャリアアグリゲーションは、iPhone 6 / 6 Plus は対応していないとの情報もあります。(ごめんなさい、これは裏が取れなかった。)

ただ、ソフトバンクグループが、契約者あたりの保有電波に一番余裕があるはずだから、本気を出せばポテンシャルは高いはず?

VoLTE

これは全社、サービス予定、準備中となっていて何も言うことはないのですが。

ドコモは既に Android でサービスを始めているし、KDDI も LTE のカバー率から、素人目にはやろうと思えばやれそうな気がするのですが。なにか事情があるのかな? Apple 的にとか。勘ぐってしまいます。

あと、LTE 関係ないけど通話つながりで。「Wi-Fi Calling」の対応も全社未定の模様。残念。

まとめ

通信面では KDDI が優勢だと思われます。

しかし、これだけ調べておいてなんですが。私はいまのところ iPhone 6 / 6 Plus へ乗り換えの予定はありません。(気が変わるかもしれないので、いまのところを強調してみたり)

やや優勢な KDDI を含めて、全社、すぐに iPhone 6 / 6 Plus の能力をすべて発揮できる状態ではないし。個人的には、VoLTE に早く移行して欲しいけど、相手の端末も対応していないと、VoLTE はあまり意味がありません。あと、今回の話にあまり関係ないけど、(Apple) Pay も使ってみたいと思ったけど、日本ではいつになるのかまだわからないし。次のモデルでもいいかなーと。

あと iPhone 5s は iPhone 5 を下取りにだして、購入しているので、機種変更するとそのポイントが消えるとか消えないとか。。。端末を既に引き渡しているのに、おかしな話だ。

現在は、KDDI の LTE に非常に満足していて、他社に移るつもりはないのですが。KDDI にも MVNO(仮想移動体通信事業者、日本通信みたいな会社)が登場したし、今後は SIM フリーの iPhone を Apple から購入して、キャリアは MVNO も含めて自由に選ぶという選択肢もありかな。と思ったりもしています。

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

IT は、Apple、Google が特に好き。 音楽は、The Stone Roses、Johnny Marr が特に好き。 好きな飲み物は、ビール。 好きな食べ物は、ラーメン。 以上です。