昨日、Mac OS X で起動可能なインストールディスクを作成する方法というのをメモしました。Apple のサポートページに記載がある方法なので、安心感はあるんですけど、ターミナルからコマンドを打たなければいけないので、少し躊躇する方もいるかと思います。
そこで今回は GUI でボタンをクリックしていくだけで、インストールディスクの作成ができる DiskMaker X というありがたいアプリを使った作成方法の紹介です。
用意するもの
今回も Yosemite (OS X 10.10) のインストールディスクの作成を前提にします。
- インストールディスクを作成するための Mac
- Yosemite のインストールアプリ
(Install OS X Yosemite.app / OS X Yosemite インストール.app) - 8GB 以上の USBメモリなど
- DiskMaker X
(予めダウンロードして、アプリケーションフォルダに入れておいてください。)
2 のインストールアプリはアップグレードした際に保存していなかった場合は、再ダウンロードしてください。
3の USBメモリは、余っている USBメモリや microSDカードなどが無くて、購入する場合は安いもので十分です。
私はこれを購入しました。安かったので。
DiskMaker X を使ったインストールディスクの作成
DiskMaker X では、Mountain Lion、Marvericks、Yosemite のインストールディスクの作成ができますが、今回は Yosemite を選択。
OS X Yosemite インストール.app がアプリケーションフォルダにある場合は自動で認識してくれます。その他の場所に保存してある場合は、「別のファイルを使用…」から選択しましょう。
ディスクの種類は、今回は「容量 8GB 以上の USB ディスク」を選択。
用意した USBメモリなどを選択して「このディスクを選択」をクリック。選択したディスクは内容が消去されます。間違えて他のディスクを選択しないように注意してください。
内容が消去されることについて警告が入ります。親切設計!
問題なければ「内容を消去してディスクを作成」をクリックします。
パスワードを入力するとインストールディスクの作成が始まります。
このウィンドウになったら、完了です。先ほど紹介した USBメモリで作成し、30分弱で完了しました。
作成されたディスクは「Yosemite Install Disk – 10.10」という名前になり、アイコンもついてちょっと素敵です。
作成したインストールディスクから起動してみる
Apple の createinstallmedia を使って作成したインストールディスクと同じく、「Option」キーを押しながら Mac を起動し、スタートアップマネージャーで作成したディスクを選択すると、インストールディスクから起動できます。
DiskMaker X で作成したインストールディスクは、もうひとつ起動する方法があります。
システム環境設定の「起動ディスク」で作成したインストールディスクを選択し、そのまま再起動する事もできます。createinstallmedia で作成したディスクはここに表示されませんでした。
この方法だと、Mac の起動時に Option を押すタイミングを計らなくて良いので、お好みでどうぞ。ただ万が一のために、Option キーでスタートアップマネージャーを開く方法も覚えておいたほうがよいです。Mac が起動しなくなって、リカバリモードでも起動できなかったら、Mac が起動していない状態からこのディスクで起動することになりますから。
Apple の createinstallmedia で作成したインストールディスクと DiskMaker X で作成したインストールディスクでは内容が少し違っているみたいです。
起動すると、いきなりインストールする気まんまんです。
ディスクユーティリティなどは、メニューのユーティリティから開くことができます。
システム環境設定で起動ディスクを変更して起動した場合は、リンゴマークから起動ディスクを元に戻して、再起動しましょう。
写真が雑ですみません。雑にしたわけではなく、下手くそなんです…。精進します。
まとめ
仕上がりは少し違うみたいだけど、コマンドに抵抗のある方は、DiskMaker X を使ってみると良いと思います。とってもありがたいアプリです。
コマンドに抵抗が無い方はこちらも参考にしてみてください。
Mac OS X で起動可能なインストールディスクを作成する方法