私は、Apple を愛しています。Apple の作るハードウェアも Mac OS X も iOS も。いずれも概ね満足しています。
しかしながら iCloud は、ポンコツ過ぎて悲しいです…。今だに Safari のブックマークすら、ちゃんと同期できないポンコツぶり。全く満足できません。
今度は、Apple Music のせいで iTunes のアルバムアートワークが勝手に書き換えられて、めちゃくちゃになりました。これは許せない。私の Mac に保存してあるデータの中でも音楽ファイルは重要性が高いデータなのです。しかも私は Apple Music を使っていません。私が使っているのは iTunes Match です。Apple Music はプレイリストが破壊されるとか、きな臭い話ばかりで使う気になれなず、使っていません。
しかし Apple Music が開始され、iTunes 12.2 と iOS 8.4 から Apple Music も iTunes Match も「iCloud ミュージックライブラリ」を使用する仕組みになり、iTunes Match にも影響が出ています。
使ってもいないサービスのせいでデータがおかしくなったという状況に、理不尽なものを感じますが。黙っていても直らないので、渋々自分で直しました。
「ダウンロードされたアートワークを消去」と「アルバムアートワークを入手」
自動でダウンロードされたアートワークを削除して、ダウンロードし直します。
「アルバムアートワークを自動的にダウンロード」
私の環境で確認した範囲では、手動で設定したアートワークは勝手に書き換えられていませんでした。「アルバムアートワークを自動的にダウンロード」で設定した曲が影響を受けているようです。
「アルバムアートワークを自動的にダウンロード」で設定した場合と、手動で設定した場合でアートワークの管理方法が違うみたいです。
「ダウンロードされたアートワークを消去」
iTunes でアートワークがおかしくなっている曲を右クリックします。すると、「ダウンロードされたアートワークを消去」言うメニューが表示されます。これを選択すると、「アルバムアートワークを自動的にダウンロード」で設定したアルバムアートワークを削除することができます。
上のスクリーンショットで修正しているアルバムは、The Jesus & Mary Chain というバンドの「Psychocandy」というアルバムのなのですが。
これが正しいアルバムアートワークです。
厄介なのが、同じアルバムでもアートワークが正しい曲と、勝手に変更されておかしくなっている曲が混在していたりします。
勝手に変更されて、間違ったアートワークになっている曲。
CD から取り込んだ時のまま、正しいアートワークの曲。
マジ、ポンコツ…。
そんなわけで、1曲ずつ確認するのも面倒なので、「ダウンロードされたアートワークを消去」を実行するときは、そのアルバムの曲を全部選択して右クリックしましょう。(アルバム表示にして、アルバムの右クリックから実行しても良いと思います。)
「アルバムアートワークを入手」
アートワークの消去ができたら、アルバムの全曲を選択して右クリックから「アルバムアートワークを入手」を実行します。
無事に直りました。つーか。そもそも壊すなよ、Apple Music さんよ!
補足とか
アルバムアートワークをバックアップ
もしも「アルバムアートワークを入手」を実行しても正しく再ダウンロードされなかったり、既に日本の iTunes Store で販売しなくなっている楽曲だった場合、アートワークが無くなってしまうので、念のためアートワークを保存してから削除します。
曲を右クリックして「情報を見る (Command + i) 」を開き、さらに「アートワーク」タブを開きます。そして、アートワークの画像を Finder にドラッグ & ドロップすると、アルバム名でアートワーク画像の保存ができます。
もしも正しく再ダウンロードされなかった場合は、アルバム全曲選択して「情報を見る (Command + i) 」を開き、先ほどのアートワークタブで保存した画像をドラッグ & ドロップすれば、アートワークを手動で再設定することができます。初めからこっちでもいいかも。お好みで。
手動で設定したアルバムアートワークは「ダウンロードされたアートワークを消去」は無効
ちなみにですが。「情報を見る (Command + i) 」からアルバムアートワークを手動で設定してあった場合は、「ダウンロードされたアートワークを消去」は表示されません。この場合は、私の環境ではアートワークがおかしくなっている曲もありませんでした。
Mac アプリ「Covered」でアルバムアートワークをダウンロードする
このアプリは iTunes Store からアルバムアートワークをダウンロードすることができるありがたいアプリです。手動で設定した場合は、iCloud が悪さをしなかったことを考えると、初めから手動で設定するのもありだと思います。
しかし必ずしもクオリティの高いアートワーク画像をネットから探して来れるとは限りません。かと言ってスキャナで取り込むなんて面倒くさすぎます。
そんな場合は「Covered」が便利です。ちょっとしたメタタグの違いで、「アルバムアートワークを入手」でダウンロードできかった場合や、洋楽なら日本の iTunes Store で販売されなくなってしまった楽曲でも、検索対象の国を変更すると見つかる可能性もあります。
ありがたや。
まとめ
勝手にデータを書き換えるクラウドサービスってなんだよ!
いつまでポンコツなんだよ!やる気が無いならやめてしまえ!クラウドサービスは、Dropbox や Google に OS レベルで譲ってしまえ!
取り乱してしまい、大変失礼いたしました。
Apple ファンである私が、こんな暴言を吐かなくてもいいように、Apple には iCloud を早急に何とかして欲しいと心から願うばかりです。
ついでに、Google と仲直りして。お願い。