Mac OS X を仮想OS として使用する場合のライセンスについて再確認した

Mac osx virtual machine

Mac OS X の仮想化の話を書いたんですけど。

Yosemite で起動しなくなった VMware Fusion 5 から Parallels Desktop 10 に乗り換えた。その2 ゲスト OS は Mac OS X Mavericks。 | R

このとき一緒に書くつもりだったんですけど、そのメモが長くなってしまったので別にメモにしました。

権利関係について厳しい Apple 製品を使用するにあたり、ライセンスの問題なども気になる場合もあると思うのですよね。

Windows を仮想化する場合は、Windows OS は普通に購入できるから、当然ライセンスを購入しているわけで。わりとわかりやすい気がしますが。
Mac の場合、そもそも Mac というコンピュータ、ハードウェアにしかその OS は搭載されておらず、OEM なども行っていないわけです。
そうなると。Mac 上の仮想環境とはいえそんな使い方して良いのだろうか? と疑問に思う方もいると思います。

自分も過去にそんな疑問があったので。OS X の仮想化について書いたからには、そのライセンスについてもメモしておこうと思います。

OS X の仮想環境へのインストールは正式に認められている

OS X 10.7 Lion からこのような使用方法が認められています。
当時、こちらの記事を参考にしました。

OS X Lionは、仮想OS環境の中で最大2部までインストールして使用可能 | Mac OS X | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)

MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)さんは、有名過ぎて Apple ファンには説明が要らないと思われますが。私の重要な情報源であります。いつもお世話になっております(一方的に)。

これは Lion の時の話なので、2011年07月21日の記事ですが、今もこれは有効です。

Mac OS X のライセンスの確認

Mac osx license 01

Yosemite で確認しました。

Mac OS X のライセンスは、メニューバーのリンゴマーク()をクリックして「この Mac について」を開くと、下に「使用許諾契約」という項目があります。凄い分かりづらいんですけど、これが実はリンクになっていて、これをクリックすると「ライブラリ > Documentation」が開きます。そこに「License.lpdf」というファイルがあります。

このファイル開きますと、よくわからない難しい言い回しでいろいろ書いてありますが。MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)さんの記事を参考に、このドキュメントを確認すると。
「2. 許諾された使用方法およびその制限 > B. Mac App Storeライセンス > (iii)」に、多少文言は変わっていますが、MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)さんで説明されていた文言があります。

(iii)お客様が所有または管理する各Macコンピュータの仮想オペレーティングシステム環境内で、Appleソフト ウェアの最大2つの追加コピーまたはインスタンスをインストールし、使用し、稼働させることができます。 これらは、(a)ソフトウェア開発、(b)ソフトウェア開発中の試験、(c)OS X Server の使用、または(d)個人 的、非営利的使用を目的として行うことができます。

よかった。いまでも有効です。

この許諾があるから、VMware Fusion や Parallels で Mac OS X を仮想マシンとして使用できるわけですね。

まとめ

いくらコンピュータが好きとはいえ、自分が普段使っている環境を壊すかもしれないようなものを試す時は、多少慎重になるものです。仮想環境で試すことができて、その結果、使用の幅が広がれば、より一層そのコンピュータに対して、信頼や依存(?)が増すわけで、こういった使い方が許可されていることは良いことだと思います。

ありがたい!コンピュータには、ある程度自由であってほしい!

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IT は、Apple、Google が特に好き。 音楽は、The Stone Roses、Johnny Marr が特に好き。 好きな飲み物は、ビール。 好きな食べ物は、ラーメン。 以上です。