Windows 7 を移行した続きで、今度は Mac OS X Mavericks を VMware Fusion 5 から Parallels Desktop 10 に移行しました。
Yosemite で起動しなくなった VMware Fusion 5 から Parallels Desktop 10 に乗り換えた。その1 ゲスト OS は Windows 7。 | R
こちらのメモで軽く触れたましたが、Mavericks は変換したけど、エラーになり起動しませんでした。
で、結論を言いますと。Parallels Desktop 10 に Mavericks をインストールしてから、Time Machine のバックアップからリカバリしました。
とても長いですけど、ほとんどスクリーンショットなのでスクロールして飛ばしながら、役に立ちそうなところがあれば、そこだけ読んでやってください。
Mac OS X を仮想化するにあたり、ライセンスが気になる方はこちらも参考にしてください。
Mac OS X を仮想OS として使用する場合のライセンスについて再確認した | R
変換するも、起動せず
変換については、 Windows 7 の乗り換えメモを参考にして下さい。
変換はできたんですけどね。
下のよなエラー画面になってしまいました。
ちなみに OS X がゲスト OS の場合、初回起動時にアクセシビリティの許可を求められます。
Mac に仮想化して Mac OS X を入れているのは、何かあったときや試してみたいことがあった時の検証用で、特に大事なデータも入っておらず、この時点では VMware Fusion のファイルはバックアップしてあったけど、Time Machine でのバックアップはとっていなかったので、もういいかなとも思いましたが。Time Machine をサーバで運用しておりまして。試しに Time Machine サーバからリカバリしてみたくなったので、続行することにしました。
Time Machine でバックアップ
Time Machine からリカバリするためには、当然 Time Machine にバックアップを取っていなければならないのですが、既に VMware Fusion 5 は起動しなくなってしまっていたので、VMware Fusion 7 の評価版を使ってバックアップしました。ありがたや。
VMware Fusion 7 の評価版はこちらでダウンロードできます。期限は確か 30日だったと思います。
VMware Fusion または Fusion Pro の試用再起動せずに Mac 上で Windows を実行 | VMware 日本
Parallels Desktop 10 に Mavericks をインストール
Yosemite をインストールする場合は「復元パーティションを使用して OS X をインストール」という方法が用意されていますが、既に一世代前の OS X である Mavericks の場合は、「OS X Mavericks インストール.app」が必要です。やっぱり、とっておいてよかった。
具体的には OS X Mavericks インストール.app を右クリックして「パッケージの内容を表示」をクリックして開き。 Contents > SharedSupport にある「InstallESD.dmg」が必要になります。
しかし、現行 OS である Yosemite だったら インストール.app なくてもよいというのは、Parallels やるな。
それでは Mavericks をインストールします。
新規仮想マシンのメニューから「DVDイメージファイルから Windows/その他 OS をインストール」を選択。ちなみにここ、クリックでよさそうな顔してますけど、ダブルクリックです…。
絶対にないところを探しているので「手動で探す」を選択。
ここで、「イメージファイル」をクリックすると、イメージファイルをドラックすることができるので、先ほどの「InstallESD.dmg」をドラッグ!
認識されたら、迷わず「続行」。
6.1GB 必要。承知。
保存先を決めた後、ディスクイメージファイルの作成が始まります。
ディスクイメージの作成が終ったら、仮想マシンの名前などを決めて続行します。
しばらく待ってインストールが終わると、実機にインストールした時同様に OS X のセットアップになります。
既にずいぶん長くなっていますが、実機にインストールした時はスクリーンショットなど撮れないし、せっかくなので OS X Mavericks のインストールウィザードのスクリーンショットを載せておきます。Mac を使っている方には見慣れた画面だと思うし、スクリーンショットを順に乗せているだけなので必要ない場合は、下にダーッとスクロールしてしまって下さい。
ちなみに最後までセットアップせずに、Time Machine からリカバリすることもできるのですが、何故かそこではサーバに接続できず、一抹の不安を抱えつつ、最後までセットアップしてからリカバリすることにしました。
それと、後からリカバリするので、登録関係は全てスキップ。
特記事項としては、セットアップ中、Parallels が 8回落ちました。まぁ、再度起動すると何事もなかったかのごとく続きから始まるので、それほど気になりませんでしたが。いや、3回目ぐらいからだんだんイラッと来ました。
移行アシスタントを使って Time Machine サーバからリカバリ
Mavericks のセットアップ中に Time Machine からリカバリすることができなかったので、インストール後に移行アシスタントを使って、Time Machine サーバに接続してリカバリしました。
移行アシスタントは「アプリケーション > ユーティリティ」にあります。
サーバに接続します。
仮想マシンのバックアップを選択して、「続ける」をクリック。
最後までセットアップしてユーザが作成されており、そのユーザとバックアップされているユーザが同じ名前だったためこのような確認画面になりました。
Asepsis は、やっぱり「互換性がない」と怒られる。
Asepsis を使っている方は、以下も参考にして下さい。
Mac を Yosemite にアップグレード後、Asepsis が互換性のないソフトウェア扱いになってしまった場合の対処法 | R
これで、もとに戻すことが出来ました。
復元後は、VMware Tools をアンインストールして、Parallels Tools をインストールしました。
VMware Tools をアンインストールするために、VMware Fusion の方でアンインストーラーを保存しておくことをお勧めします。
まとめ
ネットワーク越しにリカバリするというのが、なんとなくうまくいくのか不安がありましたが、最終的にはうまくいきました。これで、Mac の本体の Time Machine サーバへのバックアップも安心して、継続できます。
Mac は Time Machine でバックアップさえとっておけば、どうとでもできるな。素晴らしい!