
自分のブログをiPhoneで確認するとき、このところSafariしか使っていなかったので、久しぶりにChromeでも確認してみることにしました。ついでにログインしようとしたら、上のような悲しい画面になってしまいました。
いったんあきらめて、いつもどおりSafariで確認していたんですけど、Google Analyticsを見てみたら、なぜかユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ = USA からのアクセスが大きいことに気づきました。日本からのアクセスもほとんどないのに。。。
これはいかなることか?ほんの一瞬だけ、ブレークした? なんかバズった? 海外進出? と思いましたが、そんなわけないのでちゃんと考えたら、Chromeでログインできなかったことと結びつきました。
レンタルサーバの国外IPアドレスフィルタ
このブログはさくらのレンタルサーバで運用しています。さくらのレンタルサーバは先月「国外IPアドレスフィルタ」が導入され、デフォルトでフィルタが有効になっています。これはセキュリティのため海外からのアセスに対して制限をかけてもらえるのですが、その範囲は以下のようになっています。
■制限範囲
- FTP
- SSH
- SMTP(SMTP認証、POP before SMTP時)
- WebDAV
- HTTP、HTTPS のうち以下のアドレス
※HTTP、HTTPSの詳細な適用範囲については、サポートサイトのオンラインマニュ アルをご参照ください。
- /wp-admin/
- /phpmyadmin/
- wp-login.php/
- mt.cgi/
- admin.cgi/
- php.cgi 等
みごとに「wp-login.php」が含まれてますね。まぁこの機能の趣旨を考えると当たり前か。
詳しくはこちらをご確認下さい。
レンタルサーバサービスのセキュリティ強化(国外IPアドレスフィルタ設定)完了のお知らせ | さくらインターネット.
サーバへの攻撃を目的とした海外からの不正アクセスも珍しくないので、制限範囲をみるかぎりブログ運営上は問題なさそうなので、私もデフォルト = 有効のままにしてあります。
基本的には通常の運用で問題になることはないと思いますが、気になる方は利用しているレンタルサーバの確認をしてみるのも良いかと思います。たぶんこのような対策をしているレンタルサーバは珍しくないと思いますので。
Google Chromeの「データ圧縮と帯域幅管理機能」
Google Japan Blog: モバイル版Google Chrome でより快適にインターネットを楽しめるようになりました.
今回の問題はレンタルサーバのセキュリティ設定が前提ではありますが、どちらかというとこちらが原因ですね。 この機能が有効になっていると「google.com(google.co.jpではなかったです)」からのアクセス = USA、ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカからのアクセスになってしまい、先ほどのサーバのセキュリティ設定にみごと合致。よってアクセス拒否。となっていたみたいです。
「データ圧縮と帯域幅管理機能」の解除方法をば。
設定開く>「帯域幅」開く>「データ使用量を節約」開く>チェック外す。 そんな流れです。




この期間はあまりChromeは使っていなかったけど、これだけ節約できているのか。
でも自分の環境では問題あるから切るしかないな。

イングリッシュで◯ャップを脅そうったってそうはいかないぞ!
ただセーフブラウジングも無効になってしまうから。そこはお好みと必要に応じて判断して下さい。(それ以前にすべてGoogleのサーバを通してブラウジングするのを嫌う方もいると思いますが。)
これを解除してからログインしてみたところ、無事にログインできました。
まとめ
iOS(たぶんAndroidも)でGoogle CromeからWordPressにログインできなかったときに確認すべきポイントをまとめると。
- 利用しているレンタルサーバが、国外IPのアクセスを制限していないか?
- Chromeで「データ使用量を節約」する設定が有効になっていないか?
これにあてはまる環境の方も多いと思いますので、ChromeからWordPressにログインできなかったら、この辺りも確認してみるとよいかと思います。