今までは SONY VGP-BRM1 という年代物の Bluetooth レシーバーを使っていました。W-ZERO3 [es] を使っていた頃に購入して、実に 8年間も使っていました。もはやバッテリーが、2日と保たなくなったので買い換えた次第です。
SONY MDR-EX31BN の主な仕様
今回購入したのは、Sony の「MDR-EX31BN」です。
決め手は、ノイズキャンセリング機能と、マルチペアリング、マルチポイント機能があるものが欲しいと思っていて。それでいて、コストパフォーマンスが高かったからです。私が購入した時は、Amazon で 7,230円でした。
性能を考えると、十分控えめなお値段かと思います。
Sony の製品ページの主な仕様
によるとスペックはこんな感じです。
ヘッドホン部 | ||
---|---|---|
型式 | 密閉ダイナミック型 | |
ドライバーユニット | 約13.5mm | |
質量 | 約34g | |
ヘッドホン部(その他) | ||
電源 | リチウムイオン充電池(内蔵) | |
充電時間 | 約2.5時間 | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | (NC ON) 最大9.0時間, (NC OFF) 最大10.5時間 | |
電池持続時間(連続通話時間) | (NC ON) 最大6.5時間, (NC OFF) 最大7.5時間 | |
電池持続時間(待受時間) | (NC ON) 最大30時間, (NC OFF) 最大100時間 | |
マイクロホン部 | ||
型式 | エレクトレットコンデンサー型 | |
指向特性 | 全指向性 | |
有効周波数帯域 | 100-4,000Hz | |
ノイズキャンセリング | ||
総騒音抑制量(TNSR) | 約17dB | |
付属品 | ||
USBケーブル | マイクロUSBケーブル | |
イヤーピース | ハイブリッドイヤーピースS, M, L(各2) | |
Bluetooth | ||
通信方式 | Bluetooth標準規格 Version3.0 | |
出力 | Bluetooth power class2 | |
最大通信距離 | 見通し 約10m | |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯 (2.4000GHz-2.4835GHz) | |
変調方式 | FHSS | |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | |
対応コーデック | SBC, AAC, aptX | |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 | |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz-20,000Hz |
付属品
こんなパッケージに、
本体以外には、こんなものが詰まっています。
- リファレンスガイド
- クイックスタートガイド
- MicroUSB ケーブル
- イヤーピース
- 保証書
イヤーピースは、S、M、L が付属していて、標準では M が装着されています。
使い心地なんぞを
通話には使っていないので、主に音楽を聴くのに使ってみての感想です。
ノイズキャンセリングについて
これはこれまで使っていた、ノイズキャンセリング機能がない VGP-BRM1 と較べると効果が歴然です。特に地下鉄に乗っている時に、ちゃんと音楽が聴けないのが大きな不満だったんですけど、すっかり解消されました。
あと買い物している時とか、お店で BGM がかかているとちゃんと聴けないから、買い物中は自分の音楽を止めて、店から出たらまた聴くみたいなことになっていましたが、お店の BGM が全く気にならなくなりました。
ノイズキャンセリングスイッチ「NC」にするとノイズキャンセリングが有効になります。この場合「NCモードB」というモードになるそうです。
ノイズキャンセリングのモードは、3種類あります。そして「AIノイズキャンセリング」なる機能がありまして、ノイズキャンセリングのモードを自動で選択してくれます。
ノイズキャンセリングスイッチを、ピロピロッと解析開始の音が聞こえるまで、「AI NC」に押し続けます。するとランプが点滅して、解析が始まります。解析中は、再生している音が下がるので、それでも解析中なことがわかります。
自動で選択してくれるモードの種類は、以下のような感じです。
- NC モードA
中低域の音を多く含む騒音に適しています。一般的なノイズが多い環境に効果的です。- NC モードB
超低域の音を多く含む騒音に適しています。主にバス・電車の騒音に効果的です。(スイッチを NC にした場合のモードもこれ)- NC モードC
比較的静かで広い帯域の騒音に適しています。主にオフィス・OA機器などの騒音に効果的です。
しかし、この AI を使って調整した場合も以下の条件で「NC モードB」に戻ってしまうそうです。
ご注意
以下のときノイズキャンセリングモードは「NCモードB」に戻ります。
- ノイズキャンセリングスイッチをOFFにした後に再度NCにしたとき
- 電源を切って、再度電源を入れたとき
「電源を切って…」って、いとも簡単に戻るな…。
私の場合は、主に通勤時に使用しているので、Bモードで特に問題ないですが。
MicroUSB で充電できる
いまどき当たり前かもしれませんが、なんせ今まで使っていた、VGP-BRM1 がとても古い代物だったもので。
VGP-BRM1 は専用の充電器が必要でした。
MDR-EX31BN は、MicroUSB で充電できるため、iPhone の充電用に持ち歩いているバッテリーで充電することができて便利です。
こんなバッテリーを持ち歩いています。
Anker Astro3 第2世代 12000mAh 大容量 モバイルバッテリー (79AN7904S-BA) を購入
私は、Astro3 のデザインも気に入っているのですが。
今なら Anker のバッテリーで大容量のものだと、これとかが人気なのかな?
MDR-EX31BN の残念なところ
1ヶ月ほど使用していますが、概ね満足しております。しかし残念なところもいくつか。
ケーブルがとっても短いです
ケーブルが非常に短いです。プラグの付け根から、ケーブルが左右に分かれるところまでが、だいたい 30cm ぐらい。本体にクリップが付いていますが、ケーブルが短いため挟む場所を選びます。
通話に使う場合は、本体のマイクが口元に近い方が良いのかもしれませんが。通話より音楽を聴くために使う方が圧倒的に多いので、少々不便です。せめて延長ケーブルを付属してくれればよかったのに。
しかも、ノイズキャンセリングのために特殊な 5極プラグになっているので、延長ケーブルや、イヤホンを購入する場合は、ものを選ばなくてはなりません。
ノイズキャンセリングを諦めれば、一般的な 4極プラグのものでも使えるみたいですが。それでは、MDR-EX31BN を買った意味がない。初めからノイズキャンセリング機能が付いていないもっと安いものを買ってもよかったわけです。
しかも、5極プラグの延長ケーブというのはどうやら売っていない (?) らしい。それならと、イヤホンを追加購入してしまうと、本体の値段 + 特殊なイヤホンの値段で、結局それほど安くなくなってしまう…。
このイヤフォンが比較的お値段控えめで、5極プラグ、延長ケーブルも付属しているみたいです。
が、購入するかは検討中。
とりあえず、上着の合わせの一番上の部分に、クリップを止めています。上着を着ない季節だと、胸ポケットでもあればいいけど。そうでない場合は扱いにくそう。そうなった時に考えます。
ボタンのロックができない
ボタンのロックができません。
前面にある、わりと大きくて押しやすいボタンが、電源ボタンです。電源が入っている場合は、再生/一時停止ボタンになります。
大きくてとっても押しやすいのはいいことなのですが。ロックができないから、たまに間違えて一時停止してしまいます…。通話をしていた場合は、電話を切ってしまうことになります。
ボタンが押しやすいことが、裏目に…。
なぜ、ロックボタンぐらい付けなかったのだろう? 謎です。ちなみに、VGP-BRM1 はロックボタンがありました。
その他
MDR-EX31BN は、aptX に対応していますが。iPhone が aptX に対応していないため、iPhone で音楽を聴く場合のコーデックは AAC になります。
まとめ
概ね満足です。特にこのお値段で、ノイズキャンセリング機能が搭載されているのはありがたい。おかげで通勤時に音楽を聴くのが快適になって、その点については非常に満足しております。
しかし不満に思っているケーブルの長さは、解消しようと思うと、選択肢が少なくてわりと大きな不満ですが。今のところ何とかなっているのでおいおい考えます。
余談ですが
実は、ずっとこれが欲しかったんですけど。MDR-EX31BN を購入しました。
MDR-EX31BN は、マグネット型イヤーパッドなるものをくっつけると、電源がオフになるというギミックがあります。買い物中にお店に入って一時的に使用しない時などに、簡単に電源をオフにして、そのまま首に吊るしておくこともできて良さそうだな。と思っていたのですが。
ケーブルが襟に引っかかったりして、結構イヤホンが耳からずれてしまうような情報を見かけたので、今回はやめた次第です。
でも一度使ってみたいな。と、今だに思っております。