ここ1ヶ月ばかり、Mac で作業しているときに、突然システムがフリーズしてしまう事態に見舞われていました。初めのうちはそれほど頻度も高くなく、たまたま何かが悪さしたのだろうと思っていましたが、ここ最近は頻繁にフリーズするようになり、ちょっと見過ごせなくなってきて、ちゃんと調べなくてはいけないと思っていたところ、あることに気が付きました。
フリーズするのはいつも Chrome でリンクをクリックしたとき
システムがフリーズするので、初めは Mac OS に何か問題が起きているのかもしれないと思っていました。 しかし、カーネルパニックが起きた時の画面になるわけでもないのに、そのままの状態でうんともすんとも言わなくなり、電源ボタンを長押しして強制的に Mac そのものを終了するしかないという、気分が良くない状態でした。 また、「ディスクアクセス権の修復」を実行しても効果がなく、まさか SSD の寿命が近づいていたら嫌だなとも思いましたが、「ディスクの検証」でも問題なく。。。。 何を調べればいいかわからなくなっていましたが、幸か不幸か、今週だけで、3回ぐらいフリーズしたおかげで、共通点に気が付きました。 それは「フリーズするのはいつも Chrome でリンクをクリックしたとき」ということ。
その他に、気がついた点としては。
- 「Google Chrome Helper」の CPU 使用率が常に 90% を超えていていた。
- Chrome の同期機能で、ブックマークなど一部ちゃんと同期できていないものがあった。
これらの理由で Chrome を疑っていたところ、Chrome でリンクをクリックしたタイミングで再びフリーズしてしまったので、Chrome に的を絞って調べてみました。
Chrome のプロファイルを新しく作成する
少し答えに近づいた気がしたので、さっそくググってみました。すると、同じ症状に見舞われている事例が、いくつか見つかって、解決策として以下のようなものが挙げられていました。
- キャッシュや Cookie を削除する。
- Flash プラグインを無効にする。
- GPUアクセラレーションを無効にする。
- 拡張機能を無効にする。
- プロファイルを作成し直す。
結論から言うと、今回はプロファイルを新しく作成しました。
理由は
- キャッシュや Cookie の削除は、既に実行済で効果がなかった。
- フリーズしたときに Flash は読み込まれていなかったし、Flash が読み込まれていてもフリーズしない。
- Chrome の GPUアクセレーションは、フリーズする Mac では非対応で関係無かった。
- 拡張機能を無効にして、またもとに戻すぐらいなら、プロファイルを作りなおしても手間は変わらない。
- よって、プロファイルを新しくする。
4 については、Google のアカウントで Chrome の設定を同期していれば、プロファイルを新しくしても、再び Google アカウントにログインすれば、元通りになります。 というわけで、大した手間ではないと考えました。しかし、拡張機能の設定は物によってはやり直しになるので注意が必要です。 それと今回は、前述のとおり他にも、Chrome の挙動が不審だったため、プロファイルを新しくすることにしました。
ちなみに、Google アカウントで同期できるものは以下のような感じです。
Chrome のプロファイルを作成し直す方法
その1
Chrome を終了してから、 「~/Library/Application Support/Google/Chrome/」を開いて「Default」フォルダを削除。もしくは念のため「Old Default」などにリネーム。
Chrome を起動すると、新しく「Default」フォルダが作成されます。
その2
プロファイルが、1つだけの場合は「その1」の方法でよいのですが。プロファイルが複数ある場合は、「Profile 2」「Profile 3」などとなっていて、どれが該当のプロファイルのフォルダなのか、分かりづらいと思います。 そんな場合は Chrome のメニューから「環境設定」を開いて、ユーザーの項目で、「新しいユーザーを追加」で新しいプロファイルを作成することができます。 新しいプロファイルで問題がなければ、古いプロファイル(ユーザー)はあとで削除すればいいと思います。
まとめ
プロファイルを新しくしたことで「Google Chrome Helper」の CPU 使用率も下がったし、軽くなって、動作も快適になりました。いまのところ Mac もフリーズしていません。 ブラウザーの不調は、ブラウザーが背負っているものが多すぎて、原因を特定しづらいと思います。そんなわけで、今回は清くプロファイルを新しくしました。しかし、Google の同期機能のおかげで大した作業ではなかったです。良い時代になったものだ。