
Chromium はオープンソースのブラウザで、Google Chrome はこの Chromium が元になっています。
なら、Chrome でいいじゃん。となりますが用途としては、両方入れておけばどっちががおかしくなっても、どっちかは使えるだろという、保険のようなものです。
もともと、Mac 版の Chrome がまだなかった頃に使い始めました。今は例えば、Chrome の Dev 版を試してみたくなった時とかに、保険になってくれます。
Chrome にあって Chromium にないもの
細かいことはおいておいて、主なものは以下のとおりです。
- Google のブランド
- Adobe Flash Player の同梱
- 自動アップデート
1 は当たり前で。2 はまぁ、必要ならプラグインをインストールすればいいし。他のブラウザも使っていると、結局プラグインをインストールするはめになるから、まぁ、いいとして。(しかし、Flash には早く引退してもらいたいものです。)
問題は、3 です。この自動アップデートが無いというのが、意外と面倒なのです。
Chromium のアップデート
これまで、Chromatic というアプリを使っていました。これがとても便利なアプリで、最新版をインストールして Chromatic 自身は自動で終了してくれます。
ところが、少し前からうまく動かなくなってしまいました。しばらく様子を見ていましたが、アップデートもなく、いまだ動かないまま。いつまでも古いバージョンのブラウザを使っているのは、セキュリティも気になるし、精神衛生上よろしくないので、諦めて手動でアップデートすることにしました。
しかし、Chrome 系のブラウザはいくつもチャンネルがあって、ダウンロード先がわかりづらく、いつもググるはめになるから、自分のブログにメモしておくことにしました。
2014年11月13日 追記
なんと、Chromium を自動でアップデートしてくれる Chromatic が忘れた頃にアップデートされていました。
Chromium を自動でアップデートしてくれる Chromatic がアップデートして復活していた | R
Chromium のダウンロード
まず、Chromium のプロジェクトページは以下になります。
しかし、ここからはダウンロードページに辿りつけず、結局ググりました。わかりづらい。私だけか? ダウンロードページは以下です。
Download Chromium – The Chromium Projects
するとこのページに「Easy steps」と「Not-as-easy steps」と、2つの方法があります。
Easy steps
Easy steps では
Open up https://download-chromium.appspot.com
とあるので、おとなしく上記の URL を開いて、「downloadchromium」をクリックすると、最新版をダウンロードできます。
Not-as-easy steps
こちらは、過去のバージョンもダウンロードすることができます。
以下のような説明があります。
- Head to https://commondatastorage.googleapis.com/chromium-browser-snapshots/
- Choose your platform: Mac, Windows, Linux, ChromiumOS
- Pick the Chromium build number you’d like to use
- The latest one is mentioned in the LAST_CHANGE file
- Download the zip file containing Chromium
- There is a binary executable within to run

手順 1 の https://commondatastorage.googleapis.com/chromium-browser-snapshots/ を開くとこのようなディレクトリが開くので、ダウンロードしたい OS のディレクトリを開きます。

すると、名前順で過去のバージョンも含めてだーっと大量に表示されます。
最新版をダウンロードするには。
- ファイルには日付が表示されているので「Last Modified」をクリックして「LAST_CHANGE」というファイルを一番上に表示する。
- 「LAST_CHANGE」の「Commit Position」の番号を確認する。
- 2 の番号を左上の「Filter」に入力する。
- 「LAST_CHANGE」の「Commit Position」と同じ番号のディレクトリを開く。

「chrome-mac.zip」いうファイルがそれです。
あ~面倒くさい。おそらく開発者のために過去のバージョンもダウンロードできるようにしてあるとのだと思います。私のように最新版が欲しいだけの人は、おとなしく「Easy steps」の方でよいと思います。
自動アップデートの道も探ってみたけど
実は以下のブログで、Chromium Updater という拡張機能が紹介されていたので、試してみたのですが、残念ながら Windows 用の Chromium をダウンロードしてしまいました。


参考
GoogleChromeの親分にあたるChromiumをインストールと最初にやっておきたいこと。 | メモ帳代わりのブログ
まとめ
書いているうちに、ここまでする意味があるのか? という気分になってきました。Windows の方は上記の拡張機能やソフトなど、いくつか方法があるみたいなんですけど。
Mac はブラウザに限らず、ほとんどのアプリが自動アップデートしてくれるので、手動でアップデートをするというのが、凄く面倒に感じるようになってしまった。Windows を使っていた頃は普通だったのに。
しかも Chromium のことを調べているうちに、Chrome の Canary ビルドなら、自動アップデート機能もあるし、Chrome とも同時に利用できるということを知ってしまった。。。Canary ビルドに乗り換えようかな。
追記
Chrome の他のチャンネルのダウンロード先もまとめました
チャンネル豊富な Google Chrome のダウンロード場所まとめ