
仮想環境で Windows をセットアップしたら真っ先に設定する項目の 1つが、起動時にパスワードを入力せずに自動でログインする設定です。
久しぶりに、新規で Windows 環境を作って、思い出した次第です。
自動サインインの設定
Windows の起動時に自動でログインするためには、「自動サインイン」というものを設定します。
今回は Windows 10 で設定しますが、XP から 10 までこの方法で設定できます。(Windows 8 だけやったことがないけど、8.1 でできたので同じだと思います。)

まず左下の Windows マーク (Windows 10 でもスタートボタンって言っていいんですかね?これ。) を右クリックして表示されたメニューから、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
もしくは、「Windows キー + R」でも OK。
メニューの場所はバージョンによって違いますが。「Windows キー + R」は、どれでもいけます。

「ファイル名を指定して実行」が開いたら、「control userpasswords2」と入力して「OK」をクリック。

すると、「ユーザーアカウント」というウィンドウが開きます。
このウィンドウで、自動でログインしたいユーザーを選択した上で、「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックを外します。
そして、「OK」もしくは「適用」をクリック。

今度は「自動サインイン」というウィンドウが開きます。ここでそのユーザーアカウントのパスワードを入力して、「OK」をクリックして閉じます。
これで完了です。
スリープから復帰した時もパスワードの入力を省略する
以前、職場で頼まれてこの設定をし、再起動して確認までしたのに。「できていないんだけど」と言われたことがあります。
で、よくよく話を聞いてみたら。起動時ではなくスリープから復帰した時に、パスワードの入力を求められていました…。
そんなわけでついでにスリープから復帰する時もパスワードの入力を求められないようにする設定も紹介します。職場での上司・同僚のサポートに役立ててください w 。

左下の Windows マークの右クリックメニューから、今度は「電源オプション」を開きます。

「電源オプション」が開けたら、左側にある「スリープ解除時のパスワード保護」をクリックします。

そのままだと、「スリープ解除時のパスワード保護」の設定はグレイアウトしていて変更できません。「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックしてください。

すると「スリープ解除時のパスワード保護」の設定が変更できるようになるので、「パスワードを必要としない」に変更して、「変更を保存」をクリックして完了です。
まとめ
今回紹介した設定は、当然セキュリティーを下げているので、ご自身の使用状況と相談して設定してください。
私は、Mac 上で仮想化している Windows なので、余裕でこの設定です。
使用状況とこの設定がミスマッチな状況で、会社の上司に頼まれ場合は。
「上司に頼まれたからやっただけ」だと主張するために、会話が周りに聞こえるような大きな声で、依頼内容を反復した上で了承してください w 。