Mac の人気アンインストーラーアプリ AppCleaner がどのくらい関連ファイルを検出・削除してくれるのか、精度を試してみました。
VMware Fusion で確認してみます
ちょうど、VMware Fusion をアンインストールするために削除するべきファイルやフォルダを調べたので、そのファイルやフォルダを AppCleaner がどの程度検出してくれるか確認してみました。
VMware Fusion をアンインストールするときに削除する必要があるファイル
VMware Fusion のアンインストールについては、こちらも参考にして下さい。
VMware Fusion をアンインストールする方法 | R
- /Library/Application Support/VMware
- /Library/Application Support/VMware Fusion
- /Library/Preferences/VMware Fusion
- ~/Library/Application Support/VMware Fusion
- ~/Library/Caches/com.vmware.fusion
- ~/Library/Preferences/VMware Fusion
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.LSSharedFileList.plist
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.LSSharedFileList.plist.lockfile
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.plist
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.plist.lockfile
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionDaemon.plist
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionDaemon.plist.lockfile
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionStartMenu.plist
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionStartMenu.plist.lockfile
VMware Fusion を AppCleaner にドラッグ & ドロップ をした時に、これらのファイルやフォルダをちゃんとリストアップしてくれるのか確認してみました。
果たして結果は
- /Library/Application Support/VMware : ◯
- /Library/Application Support/VMware Fusion : ◯
- /Library/Preferences/VMware Fusion : ◯
- ~/Library/Application Support/VMware Fusion : ◯
- ~/Library/Caches/com.vmware.fusion : – (存在せず)
- ~/Library/Preferences/VMware Fusion : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.LSSharedFileList.plist : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.LSSharedFileList.plist.lockfile : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.plist : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusion.plist.lockfile : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionDaemon.plist : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionDaemon.plist.lockfile : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionStartMenu.plist : ◯
- ~/Library/Preferences/com.vmware.fusionStartMenu.plist.lockfile : – (存在せず)
今回削除した VMware Fusion は VMware Fusion 5 から Parallels Desktop 10 に乗換える時に使っただけの VMware Fusion 7 で、その後起動していません。このリストで「- (存在せず)」としているファイルやフォルダは、初めから存在していないか、もしくはキャッシュの方は Mac をメンテした時に既に削除したものだと思われます。
なかなかの精度ですね!
AppCleaner は、たぶんファイル名、フォルダ名で検索していると思われるのですが、メーカー公式に案内されているファイルは(ほぼ)全部検出しているのでかなり信頼性がありますね。
それどころか、公式に案内されていない以下のファイル、フォルダまでリストアップしていました。
- /Library/Logs/VMware Fusion Services.log
- ~/Library/Logs/VMware Fusion
- ~/Library/Application Support/CrashReporter/VMware Fusion_乱数(?).plist
- ~/Library/Saved Application State/com.vmware.fusion.savedState
かなり優秀と言えるのではないでしょうか?
しかし、完璧ではありません。
例えば「 /Library/Saved Application State 」には「com.vmware.proxyApp.乱数(?).savedState」というフォルダが 3つありましたが、AppCleaner は検出していませんでした。他にもあるかもしれません。この辺りのフォルダは残っていても実害はなさそうですけど。検出されないファイルやフォルダが、いつもそのうような残っていても実害のないファイルやフォルダなのかは分かりません。
それでも、メーカーが公式に指定しているファイルやフォルダを検出できているので、機能としては十分優れていると思います。
素晴らしい!
まとめ
1つのアプリで試しただけだし十分な検証とは言えませんが、かと言ってこれまで使っていて不満があったわけでもありません。仕組みから言って完璧と言うことはないと思われるので、そこを理解して使うと非常に有益なアプリだと思いました。
ありがたいアプリだ!
AppCleaner については、よければこちらも参考にして下さい。
AppCleaner を使うと Mac からアプリを削除する時に関連ファイルも一緒に削除できます | R