Mac は Windows のようにアプリケーションのアンインストーラーが無いことがほとんどで、要らなくなったアプリはゴミ箱に削除します。しかしそれだけだと、ライブラリフォルダなどに関連ファイルが残ってしまうんですよね。
そこで「AppCleaner」を使うと、アプリのアンインストールをするときに、関連ファイルも一緒に削除することができます。しかもアプリだけでなく、ダッシュボードウィジェットやプラグインなども、関連ファイルと一緒に削除することができます。
AppCleaner はこちらから、無料でダウンロードすることができます。
AppCleaner
アプリは無料ですが、サイトに「Donate」ページが用意されています。とても便利なアプリなので、気に入った場合は寄付をするのもよいと思います。
ドラッグ & ドロップで削除
AppCleaner を起動すると、こんなウィンドウが開きます。ここに削除したいアプリをドラッグ & ドロップします。
すると、この様にドラッグ & ドロップしたアプリの関連ファイルをリストアップしてくれます。ファイル名やフォルダ名の下に、そのファイルやフォルダの場所も表示されます。これも参考にしてリストアップされた内容を確認します。
削除したくないファイルやフォルダがある場合はそのチェックを外して、問題が無ければ右下の「削除」をクリックすると、全てゴミ箱に入れてくれます。
関連ファイルなんて自分で探していたら大変です。素晴らしい!
リストから選択して削除
AppCleaner はリストから選択して削除することもできます。
「アプリケーション」「ウィジェット」「その他 (プラグイン等)」から削除したい種類を選んで、削除したいものにチェックを入れて、右下の「検索」をクリックすると、ドラッグ & ドロップした時と同様に関連ファイルをリストアップしてくれます。
SmartDelete
AppCleaner には「SmartDelete」という便利機能もあります。これを有効にしておくと、アプリケーションフォルダからゴミ箱にアプリを削除すると、自動で関連ファイルをリストアップした状態で AppCleaner が開きます。
これは非常に便利です。アプリケーションフォルダを開いている時に、要らなくなったアプリを見つけたらそのままゴミ箱に捨てれば、AppCleaner が起動するので、わざわざ AppCleaner を開いてドラッグ & ドロップをする必要がありません。
SmartDelete は AppCleaner の環境設定から有効にできます。
「入」にすると、ヘルパーツールがインストールされるので、Mac のユーザ名とパスワードを入力してインストールして下さい。
アプリケーションの保護
また、環境設定の「一般」で「動作中のアプリケーションの保護」と「デフォルトアプリケーションの保護」を有効にしたり。それ以外に保護したいアプリを追加で設定しておくことができます。
うっかり八兵衛にも安心設計!
まとめ
5年間ずっと使っていますが、1度だけ関係ないものまで削除してしまったことがあります。5年間で 1度だけなので、かなり精度は良いと思いますが。削除するときはしっかり確認して、慎重に削除しましょう。
また、App Store からインストールしたような、サンドボックス化されたアプリや単機能アプリならだいたい問題無いと思いますが、私は念のためアプリによってはアンインストーラーが用意されていないか確認してから AppCleaner を使うようにしています。
アンインストーラーが無い方が多いんですけど、意外とインストールした時に使ったディスクイメージ(.dmg) の中に、用意されていることもありますので。
他には「アプリケーション > ユーティリティ」なんかにもよくアンインストーラーが潜んでいます。
今回の話と全く関係ないけど、どうして Adobe のアプリってすべからく重いんですかね? 徳川埋蔵金ぐらい謎です。