Mac の「ウィンドウの復元」をコントロールする方法

OS X

OS X 10.7 Lion から搭載された「ウィンドウの復元 (ウィンドウの再開?)」機能。これ便利なんですけど、復元したくない時もあります。

そんなわけで。ウィンドウの復元を自分の好みで、その都度コントロールする方法です。

ちなみに「ウィンドウの復元」と言うのは、アプリを前回終了したときに開いていたウィンドウが、次回そのアプリを起動したときにも開く機能で。前回開いていたファイルが全部開いたりするやつです。

Option (⌥) + Command (⌘) + Q

アプリを終了するときに、Command (⌘) + Q ではなく、「 Option (⌥) + Command (⌘) + Q 」で終了することで、次回そのアプリを起動したときにウィンドウは復元されません。

Option Command Q

アプリを終了する Command (⌘) + Q が Option (⌥) の追加で「終了 (ウィンドウをすべて閉じる)」というメニューに変わります。

これを踏まえまして。

「 Command (⌘) + Q 」「 Option (⌥) + Command (⌘) + Q 」の動作を変更する

Mac window restoration

環境設定の「一般」にある「アプリケーションを終了するときにウィンドウを閉じる」と言うメニュー。

これって、ウィンドウの復元を無効にする設定として知られていると思うんですけど。
実はウィンドウの復元を無効にするわけではなく、「 Command (⌘) + Q 」と「 Option (⌥) + Command (⌘) + Q 」の動作を逆にする設定なのですよ。

つまり。

デフォルトでは。
  • Command (⌘) + Q → 次回起動時、ウィンドウを復元する
  • Option (⌥) + Command (⌘) + Q → 次回起動時、ウィンドウを復元しない
「アプリケーションを終了するときにウィンドウをとじる」にチェックを入れると。
  • Command (⌘) + Q → 次回起動時、ウィンドウを復元しない
  • Option (⌥) + Command (⌘) + Q → 次回起動時、ウィンドウを復元する

と言う動作に変わります。

これを知っていると、ウィンドウを復元したいアプリが多いか、復元したくないアプリが多いかで、「アプリケーションを終了するときにウィンドウを閉じる」にチェックを入れるか、入れないかを選択して。
あとはその都度、アプリを終了するときのショートカットを変えれば良いわけです。しかも、Option (⌥) を追加するだけ!

まとめ

便利な機能も自分の使い方に合っていないと、邪魔なだけになってしまうこともありますが。「ウィンドウの復元」についてはこんな感じで、好みに合わせて変更することができます。

「ウィンドウの復元」はよく無効にする方法が紹介されていたり。結構、この機能を嫌う意見を目にしますが、「 Command (⌘) + Q 」と「 Option (⌥) + Command (⌘) + Q 」の使い分けでうまいこと付き合うと。凄く便利な機能だと思います。

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