Instant Hotspot は、iPhone のインターネット共有 (テザリング) を、楽して使う方法です。
iPhone 6s と、第一線を退いた iPhone 5s で使っていますが、非常に便利です。
Instant Hotspot とは
回線をもっている側の iPhone や iPad でインターネット共有を手動でオンにしなくても、接続したい iPhone や iPad、Mac から接続先の iPhone を選ぶだけで、自動でインターネット共有を有効にしてくれる機能です。
パスワードの入力すら必要ありません!
インターネット共有で通信したい、手元の iPhone、iPad、Mac を操作するだけでよく。接続される側の iPhone は、鞄やポケットに入れっぱなしで OK。手間いらず!
Instant Hotspot 対応デバイス
OS が iOS 8.1 以降、OS X 10.10 Yosemite 以降の以下のデバイスで使用できます。
それからインターネット共有を使うためには。iPhone や iPad が、通信キャリアとテザリングオプションなどの契約をしている必要もあります。
Mac
- MacBook Air (Mid 2012 以降)
- MacBook Pro (Mid 2012 以降)
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)
- iMac (Late 2012 以降)
- Mac mini (Late 2012 以降)
- Mac Pro (Late 2013)
iOS デバイス
- iPhone 5 以降
- iPad (第 4 世代)、iPad Air、iPad Air 2
- iPad mini、iPad mini 2、iPad mini 3、iPad mini 4
- iPod touch (第 5 世代以降)
Instant Hotspot を使って接続する方法
Instant Hotspot を使って、iPhone のインターネット共有でテザリングしてみます。
手順は
- 同じ Apple ID で iCloud にログインする
- Bluetooth を有効にする
- Instant Hotspot で接続する
と、お手軽。
1. 同じ Apple ID で iCloud にログインする
インターネット共有を有効にしたい iPhone と、接続したい iPhone や Mac で。同じ Apple ID で iCloud にログインします。
iPhone や iPad の場合、設定アプリの iCloud からログインします。
Mac もシステム環境設定の iCloud からログインして下さい。
2. Bluetooth を有効にする
接続する側、される側、両方のデバイスの Bluetooth を有効にします。
iOS の Bluetooth は設定の Bluetooth から。
または。
下からコントロールセンターを引っ張りだして、オンにしても OK。
準備はこれで完了。
3. Instant Hotspot で接続する
iPhone 5s から iPhone 6s に接続してみました。
設定の Wi-Fi を開いて、対象の iPhone をタップします。今回の場合は、iPhone 6s (表示は iPhone に付けている名前で変わります)。すると左側にグルグルとしたマークがでて、接続が始まります。
グルグルが止まって、左上にインターネット共有のマークが表示されたら OK。
接続された側の iPhone 6s では。
自動で Wi-Fi が有効になり。
上部に青いバーが現れて「インターネット共有: 1台接続中」と表示され、他のデバイスから接続されていることが分かります。
OS X – Mac + iOSの連係 – Apple(日本)より
Mac では、メニューバーの Wi-Fi アイコンからから、選択することができます。
実は私の Mac は対応デバイスではないので、画像は Apple の機能紹介ベージからの引用です。
自分の Mac が、Instant Hotspot に対応しているか手っ取り早く確認する方法
メニューバー左上のリンゴマークから「この Mac について」を開いて、Mac の年式を確認して先ほどの対応デバイスと照らし合わせても良いし。
そのまま「システムレポート」をクリックすると、「システム情報.app」が開きます。
システム情報の Bluetooth を開くと、Handoff と Instant Hotspot に対応しているか確認できます。私の Mac はどちらも非対応…。悲しい。
まとめ
便利!
iPhone 6s には非常に満足しています。しかしどうしてもデカイと感じる場合もあります。
例えば、満員電車で iPhone をほぼ垂直にした状態で、体に引き寄せて使っている時なんかは、iPhone 6s は、届かない場所が多いし、その状況では手首を動かしづらいのもあり、片手で持ち変えるのが難しいです。出来ないことはないけど、頻繁にはちょっと…。
そんな場合は Instant Hotspot で接続して、iPhone 5s を使っています。
最後に注意点も。
当然と言えば当然ですが、テザリング (インターネット共有) 中は、接続している iPhone のアプリから見ると、基本的には Wi-Fi 接続しているのと同じです。Wi-Fi 接続時のみデータをダウンロードするような設定にしているアプリも、ダウンロードしてしまうのでご注意下さい。
Reeder で、画像のキャッシュは Wi-Fi 接続時のみに設定していても。
思っきりダウンロードしとる。
テザリングのご利用は計画的に!