Mac の “写真”アプリ (Photos) を久しぶりに起動したところ、上のスクリーンショットのように真っ白な写真アプリが起動し、
「フォトライブラリが利用できなくなってるか、データが壊れれているため、”写真”を終了する必要があります。」
と言うメッセージが表示され強制終了してしまいました。
その後、一度終了して起動しなおしたら、起動はしたものの、しばらくすると、また「フォトライブラリが利用できなくなってるか、データが壊れれているため〜」と言われ、やはり終了するしかない状況に…。
なんとか復旧できたので、その辺りをメモです。
と言っても難しいことは一つもしていませんが。
写真 (Photos) のライブラリを修復する
写真アプリにはもともと、ライブラリの修復機能が備わっています。今回はこの機能で修復できました。標準機能ではありますが、実行する前には、念のためバックアップをとりましょう。
写真アプリのライブラリを修復するためには、Option キーと Commandキーを押しながら、写真アプリを起動します。
するとこんな「ライブラリを修復中…」という状態で写真アプリが起動します。
この時点ではまだ修復は行われておらず、上にある「修復」ボタンをクリックします。
さらにパスワードを求めるダイアログが表示されるので、Mac のユーザーパスワードを入力して「修復」をクリックします。
これで、ライブラリの修復が始まります。
4,946枚の写真と 7本のビデオを保存してあるライブラリで、約 20分ほどで完了しました。
参考 (アップルのサポートページです)
Photos (OS X): ライブラリを修復する
これで、「フォトライブラリが利用できなくなってるか、データが壊れれているため〜」というエラーは出なくなったんですけど、今度は iCloud フォトライブラリと同期できなくなっていました。
iCloud フォトライブラリと同期できなくなった場合
こちらは、ウェブ版の iCloud を確認したところ問題なさそうだったので、最悪ライブラリを作り直して、同期し直しても良いかな。と、思っていたので。
軽い気持ちで一旦 iCloud フォトライブラリを無効にして、再度気有効にしたところ、特にローカルのデータが消えることもなく、同期できるようになりました。
写真アプリの設定を開き、iCoud タブにある、「iCloud フォトライブラリ」のチェックを1度外して無効にし、再度チェックを入れて有効にしただけです。
「XXX個の項目をアップロード中」と表示されるんですけど、すでにアップロード済み、もしくは iPhone で撮って iCloud 経由でダウンロードされた写真しかなかったので、多分再アップロードはされていないと思います。わりとすぐに完了しました。
(完了後、写真の重複も見当たりませんでした。)
「アップロード中」が完了すると、無事「アップデート中…」になり、再び iCloud と同期できるようになりました。
余談ですが。iPhoto では、どんな修復をするのか選択することができました
iPhoto も Option キーと Commandキーを押しながら起動すると、「フォトライブラリ First Aid」が開いて修復できるところは同じですが。もっとオプションがありました。
- アクセス権を修復
- サムネールを再構築
- データベースを修復
- データベースを再構築
4つもオプションがあります。しかも明示的に選択できて、安心感があるように感じます。
参考
iPhoto 6 以降:iPhoto ライブラリを再構築する – Apple サポート
写真アプリ (Photos) の方は、どんなことしてくれてるのだろうか?
若干、気になる。
まとめ
今回、エラーが発生したライブラリは、iCloud と同期しているライブラリだったため、最悪ライブラリを作り直して、再同期すればいいかと気楽でしたが。ローカルでしか管理していないライブラリが壊れたら怖いな。
その場合も Time Machine から復帰すればいいか。
それにしても原因は全く不明です。写真アプリは、しばらく起動していなくて、久しぶりに起動したら、このような状況だったため。思い当たる節すらまるでありません。
ちゃんとバックアップしておかないと、怖いな。